DTMで曲を作り、YouTubeはじめました。その1
ヒガ*キラです。ロックミュージックのかっこよさを体現するために自宅で音楽創作を行っています。
昭和の高度経済成長期生まれ。年齢的には熟年期というのか、高齢期にだいぶ近づいています。
音楽創作をはじめたのは大学生のとき。加入していたバンドのオリジナル楽曲を書くリーダーM君の影響で、自分でも曲を作るようになり、宅録で作品化していくことで、まるでアーティストになったような気分を楽しみました。
大学卒業後は、サラリーマンとして会社勤めがメインに。音楽創作のほうはブランクがだんだん長くなり、前作はおよそ四半世紀前までさかのぼることになります。
ふと最近、年齢を重ねて、自分が何をしてきた人間か、ということを後に人からどう語られるだろうか、と考えるようになり、それがふたたび音楽創作に向かうきっかけとなりました。サラリーマンだった人ではなく、音楽をやっていた人でありたい、という思いです。
ここでは約四半世紀ぶりに自宅で作ったオリジナル楽曲の制作プロセスを記事にします。
録音ツールの壁
前作の録音は、まだカセットテープの時代でした。4トラックのMTR ー マルチトラックレコーダー。
たいがいの場合トラック4つでは収まらないため、一度録音したトラックにオーバーダビングで音を重ねて1トラックにまとめる、いわゆるピンポンをしながら曲を完成させていく。そんな時代でした。
あれから四半世紀近くが経ち、時代はDTMに。一から覚える手間を思うと、心が折れそうになりますが、自宅で音楽をやるには、このツールの進化は、越えなくてはならない壁です。
ただ、待てよ。一方で思ったのは、もうピンポン録音やテープ早送り・巻き戻しの手間が要らないということ。そう考えると、デジタル録音の便利さへの期待が膨らんできました。
まず今回の制作に向けては、Mac Bookを音楽専用に購入。Daw ー 音楽編集ソフトLogic Proをインストール。
Dawの使い方は、最初、スクールに通って覚えようとしましたが、YouTubeで公開されている使い方動画が分かりやすく、それを見て基本的な操作を習得しました。
もっともどうにか曲を仕上げられるレベルになっただけで、上級テクニックは使えていないのでしょう。けれども、デモ音源ならそこまでのスキルで十分と考えています。
DTMでの楽曲制作
今回制作する楽曲は6曲。メロディー、コード進行、だいたいのアレンジは頭の中と紙の上でできていて、これらをDTMでアウトプットする作業となります。目指すサウンドは、いかにも打ち込み感の強い電子ビートではなく、バンドをバックに自分自身で歌う、正統派のロックサウンド。
歌入れは最後に行うため、まず楽器パートのトラックを作ります。基本はソフト音源を使った打ち込みですが、打ち込みではなかなか感じが出せない部分、例えばギターは、オーディオインターフェイス経由で録音。
テクニック的に自分で弾けないところは、昔のバンド仲間I君にギター参加を依頼。このときコロナ禍ステイホームの時期で、録音は、会わずにWAV音声ファイルのやりとりで行いました。イメージさえ共有できれば、想像以上にスムーズです。デジタル時代の便利さを実感します。
楽器パートが完成すると、あとは歌入れ。歌詞はたいていあとから書きます。頭にある言葉の断片をつむいで詞に仕上げます。
歌入れは、メインボーカルとコーラスをそれぞれ録ります。OKを出すのは自分自身ですが、ほとんど一発OKにならず、何度か歌います。あとで聴いてハーモニー効果が面白ければ、テイク1とテイク2を両方とも使います。
そして、YouTubeはじめました
使い方動画で学んだとおりにLogic Proで各パートをミックスし、音圧などを調整してマスタリングが完了。あとは音楽ファイルに出力するだけ。昔ならカセットテープに落とす、もう少し後の時代ならCDに焼く、これが発表の形でした。
今回、発表をどうするかと考えたとき、やはり今どきはWEBでしょということで、YouTubeチャンネルを開設し、楽曲を順次アップしていくことに。
YouTubeでは、静止したイメージ画像に音源を乗せる、つまり音だけ聴かせる手法もありますが、せっかくの動画配信プラットフォームなので、MVも合わせて制作することにしました。
フリー動画素材を見つける、イラストレーターを探してイメージ画を依頼する、自らもイラストを書く。それらの素材をつないで一本の映像作品にしていきます。
Mac Book Pro標準装備のiMovieは、なかなか使える動画編集ソフトです。そこそこ時間は掛かりましたが、初心者なりに雰囲気のあるMVが仕上がったと思っています。
次回その2では、それぞれの楽曲を紹介していきます。
◆オリジナル楽曲の試聴 → ヒガ*キラ 音楽チャンネル それDEMOロックしか - YouTube